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ソフトバンク、消費者に支持されず [ソフトバンクに物申す。]

ソフトバンク孫社長が謝罪 契約受け付け停止問題

 ソフトバンクモバイルは30日、携帯電話の「番号ポータビリティー」(番号継続制度)に伴う契約変更の申し込みが殺到して29日まで2日連続で受け付けを停止した問題で、孫正義社長が都内で記者会見し、「利用者や他の携帯事業者にもおわび申し上げる」と謝罪した。

 同社はシステム処理手順を見直し、負荷軽減を実施。その結果「(システムは)スムーズに流れるようになった」(孫社長)という。ただ、原因については「予想以上の申し込みでシステム処理能力が不足した」とのみ説明。負荷の原因となった処理件数についても「他社からの転入や他社への転出の件数については言えない」と明らかにしなかった。

 同社は当面、昼時(11時~13時)や夕方以降(17時~19時)など混雑時の番号継続制度の手続きを、他の2社への転出を最優先で処理。11月1~5日の間は終日、機種変更や料金プランの変更を一切受け付けない。その代わりに、11月中に機種変更した利用者には500円分のポイントを贈呈するという。

 孫社長は会見で、突然の新料金プラン発表などが一連の混乱を招いたのではとの指摘に、「迷惑をかけて反省している」とする一方、「想定よりも多くの顧客が来たことは、番号継続制度の競争促進という本質には貢献した」と釈明した。

想定よりも多くの解約者の間違いではないか。
マトモな謝罪会見とは言えない。

auは転出が約2万人、転入が10万人。
ナンバーポータビリティーによる増加数は8万人だ。
NTTドコモはトータルで6万人の減少で詳細を明らかにしていないが、
ソフトバンクに限れば転出よりも転入が多いという。

ソフトバンクの奇策も消費者には魅力がなかったようだ。

ナンバーポータビリティーが始まった最初の週末。
ソフトバンクの誠意ない対応には開いた口がふさがらない。
土日、電気店には
『NTTドコモとauへのソフトバンクからの乗り換え不可』
の張り紙があった。
どうやらシステムの不具合らしい。

ドコモはナンバーポータビリティーにあたり、100億円をシステム費用に充てた。
auもツーカーからの番号移行時にシステムダウンした
という経験を元に万全の体制で望んだという。
一方、ソフトバンクはどうだったのか。
値下げばかりを追及し、肝心なシステムが疎かになったとは言えまいか。

 ソフトバンクの対応の不備は否めない。
そんないい加減な携帯会社に通信を委ねようと思うだろうか。
安かろう、悪かろうでは消費者には支持されまい。

さらに本当にシステム障害だったのかとの疑惑も尽きない。
頑に処理件数の公表を拒むソフトバンク。
実数の公表があればどれほど脆弱なシステムだったか、
またはどれだけ人気がなかったのかの裏付けになる。
数々の奇策が消費者に通用せず、
他社への流出が止まらないことに危機感を抱いたのではないか。

ナンバーポータビリティーの出鼻をくじいた事実は否めないが
、何よりもナンバーポータビリティー導入月の純減を避けたかった、との見方もある。
NTTドコモとauの発表から、ソフトバンクからの転出者が転入者を上回ったのは確定のようだ。

事実はさておき、ソフトバンクは業界全体に対するイメージダウンに責任がある。
ソフトバンクは自社のイメージ回復だけでなく、
業界全体の不信感に繋がったことを真摯に受け止め、信頼回復に努めるべきだ。
わずか500円で、しかも自社ユーザーのみへの謝罪では意味がない。

-------蛇足。
ドコモとau、一言一句同一の文章でウェブ上に謝罪文を掲載した。
両社とも、まだまだ言いたい事はありそうだ。
関連リンク
ソフトバンクモバイル社とのMNP受付業務再開について(NTTドコモ)
ソフトバンクモバイル社とのMNP業務受付再開について(AU)


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