奈良県が変な単位を作ったらしい [ニュース、時事ネタに一言。]
地球温暖化を防止するため、県は、県内の家庭や事業所で取り組める具体的な対策をまとめた行動計画「ならストップ温暖化アクションプラン」を策定した。温暖化の原因となる二酸化炭素の削減量を理解しやすくするため、吉野杉1本あたりの年間の二酸化炭素吸収量を「1な~ら」とする新単位を独自に設定。平成22年度までに、家庭では1世帯あたり年45な~らを削減する、などの目標を掲げている。 県は昨年5月、県内の市民団体のメンバーや事業所の代表、学識経験者などでつくる「ストップ温暖化県民会議」を設置。行動計画の策定を進めてきた。 同計画では、温暖化の原因となる二酸化炭素の県内の排出量を、14年度時点で571.4万トンと推定。これを、目標年度の22年度までに10%削減するとしている。 その上で、削減に不可欠な家庭や事業所などの協力を推進しようと新単位を設定。樹齢40年の吉野杉1本が1年間に吸収する二酸化炭素量6.55キロを「1な~ら」とし、家庭でできる取り組みとして34項目を列挙している。 具体的には、暖房温度を20度に設定すれば年間3な~ら▽コンロの火を鍋底からはみ出さないようにすれば1な~ら▽歯磨き時に水を止めれば5な~ら-などとし、1世帯当たり年45な~らの削減を提案。事業所向けにも、事務系と工場系に分けて、それぞれ具体的に取り組める項目をまとめたチェックリストを提示している。 22年度までの削減目標は、計約8720万な~らに相当。県環境政策課では3月中をめどに、内容をまとめた冊子を事業所向けに6000部、家庭向けに5万部作製し、温暖化防止のイベントなどを通じて配布していく。同課は「温暖化防止という大きなテーマも、身近な所から取り組めることを県民一人ひとりが理解し、協力してもらえれば」としている。 |
平和なニュースだ。
やはりポイントは『な~ら』の『~』であろう。
京都議定書を批准しない米国。
我が者顔で自国だけでなく地球規模で汚染を繰り返す中国。
地球の温暖化が叫ばれて久しいが、
それらのガンをなんとかせねばなるまい。
日本は技術力をもってして環境大国の道を模索してはどうだろう。
さながらコスモクリーナーでも開発していただきたいものだ。
-------蛇足。
さて、冊子の配布をやめれば一体『何な~ら』削減できるのだろうか。
日本もアメリカや中国に負けずに十分ガン細胞の一つなのだが。
ただ、日本は資源の少ない国なので、それらを効率よく活用する術を他国よりも知っている。それが技術力だ。
by (2007-02-25 02:04)