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ヴィトンを焼却? [中国との諸問題。]

中国、ヴィトンを焼却処分 品質不合格!?
 
 【上海=前田徹】昨年の中国の貿易黒字が空前の1775億ドル(約21兆3000億円)を記録したことで、最大の輸出先である欧州との貿易摩擦が深刻化する恐れがある。すでにEU(欧州連合)は中国製革靴に反ダンピング課税をかけているが、これに対して革靴製造業者の多い中国浙江省は独自に欧州産革靴の品質調査を実施し、ルイ・ヴィトンなどを不合格として焼却処分した。こうした貿易摩擦は今後、中国と同じ産業構造の発展途上国との間でも起きる可能性もある。

 新華社通信などによると、2006年の中国の貿易総額は1兆7606億ドルで、貿易黒字は1774・7億ドルにのぼった。これは05年の1018・1億ドルを74%も上回る大幅増だ。貿易相手国別でみると、EUが最大で総額は前年比25・3%増の2723億ドル、2位は米国の2626億ドル。日本も初めて2000億ドルを超える2073億ドルと3位になった。

 中国に対し、米国は早期の人民元切り上げや知的財産権保護などを求めているが、世界貿易機関(WTO)の報告でも中国に対する反ダンピング調査開始が最も多いなど貿易摩擦が徐々に目立ち始めている。

 なかでも中国の最大の貿易相手であるEUは昨年10月、中国製革靴に対し16・5%の反ダンピング課税の徴収を開始するなどの防衛策に乗り出している。
 EUはこのほか昨年7月、扇風機や掃除機など中国製小型家電を念頭に置いたとみられる「特定有害物質使用制限」の導入を決めた結果、江蘇省や浙江省の中小メーカーによるEUへの駆け込み輸出が急増し空前の貿易黒字を引き出したといわれている。

 こうしたEU側の動きに対し、革靴製造業者を多く抱える浙江省の工商局は昨年12月、EU産の革靴に対する抜き打ち品質検査を実施。ルイ・ヴィトンやヴァレンチノなどの高級ブランド商品が中国の品質基準に達していないことを理由に焼却処分された。

 中国の貿易摩擦については、中国科学院予測研究センターが報告書「2007年の中国の輸出に関する分析と予測」の中で、「いずれは自動車や鉄鋼などで先進国と衝突するほか、チェコ、トルコ、ブラジルなど発展途上国との摩擦も拡大する」と指摘している。

 中国の貿易黒字は、04年までは国内総生産(GDP)の1~3%程度だった。ところが、05年に突然1000億ドルを突破し、06年にはGDPの7%に達するという事態になっている。中国当局も輸出急増による弊害を懸念し、昨年後半から人民元切り上げを徐々に早めており、元は11日、ついに香港ドルを上回る水準になっている。

 しかし、中国の輸出主導型経済がすぐに変わる状況にはなく、「07年の黒字は1900億ドルレベルに達する」(中国科学院)との見方もある。

ルイヴィトンの品質に粗悪品だらけの中国がケチをつける。
なんとも大きく出たものだ。
ルイヴィトンの縫製技術は一流である。
それに難癖をつけるとは、例え他意があろうとおいそれとは出来まい。

中国はそれら高級ブランド品をコピーする国ではなかったか。
ブランド品を模造し不正な利益を稼ぐ輩がコピー元の質を批判するとは滑稽なものだ。
コピー技術が本物の質を凌駕してしまったのであろうか。

各国の措置に対抗しているのだろうが、
なんとも愉快な言い訳を考えたものだ。
もう少しマシな言い掛かりのつけ方を考えてはどうか。
中国という国の影響力が無視できないレベルに達していることは事実である。
目先の利益を追求するあまり、これ以上中国を肥やさない方がいい。

-------蛇足。
さて、『本物』のブランド品はどこに隠したのか。


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