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ユーザー不在の次世代DVD [ニュース、時事ネタに一言。]

ブルーレイがシェア9割超 次世代DVD年末年始商戦
 
 次世代DVDの年末年始商戦は、ソニーや松下電器産業などが推進するブルーレイディスク(BD)方式の製品が、販売台数(対応ゲーム機、パソコンなどを除く)で国内シェアの9割以上を占め、東芝などのHD DVD方式を圧倒したことが10日、調査会社BCNの調べで分かった。

 ただ、現行のDVD機も含めた市場全体の中では、次世代機の割合はわずか0.5%にとどまっており、BCNは「消費者は様子見を続けており、本格普及は平成19年末以降になりそうだ」と、分析している。

 調査結果では、18年12月から19年1月末までの録画再生機と再生機を合わせた次世代機の販売台数のうち、BD機が91.3%でHD機の8.7%を大きく上回った。録画再生機と再生機の割合は93%と7%。

 現在、HD方式の録画再生機は東芝の高級機1機種(実勢価格35万円前後)だけ。一方、BD方式の録画再生機はソニーと松下が比較的安い商品を4機種(同23万~30万円前後)販売しており、BCNは「低価格や選択肢の多さなどが評価されているのではないか」としている。

 東京・秋葉原の量販店の次世代DVD売り場担当者は「BD機は録画時間の長さも評価されているようだ」としている。

 調査は大手量販店など全国の22社、約2300店の販売を集計した。

(産経新聞ウェブサイトより)

ブルーレイディスクが圧勝とのことだ。
プレイステーション3の売り上げが伸びず、
さらには技術開発の遅れがあった割には検討していると言えよう。

この記録にはゲーム機が含まれていないそうだ。
それを含めばブルーレイディスクの割合はさらに増える。

しかしこの記事の本質は別にある。

次世代DVD規格自体のシェアがわずか0.5%しかないという点だ。

ユーザーを無視した結果ではないだろうか。
確かに技術革新は必要だ。
しかし、現行のDVDで満足しているユーザーは多いだろう。
その上、ブルーレイディスクとHD-DVDという対立する二つの規格があってはユーザーは二の脚を踏む。

ユーザーが完全に取り残されているとは言えまいか。

ユーザーの様子見はしばらくは続くだろう。
メーカーはもう少し消費者の立場を理解する努力をすべきではなかろうか。


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コメント 1

普及するのは、完全に地上デジタル放送に移行した後でしょう。
放送のほとんどがハイビジョンになれば、記憶容量の問題から次世代に移行する人が増えるでしょう。
でもそのころには、次次世代DVDが登場との話も。
ベータ対VHSのころと違って、今は記録メディアも多様ですしね。
HD-DVDとブルーレイの両方を再生できるハードも登場しているし、ハイブリッドの次世代DVDも出ているし。
何買えばいいんだって感じですね。
by (2007-02-12 23:49) 

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