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歴史の共有という幻想 [中国との諸問題。]

日中歴史共同研究委員を発表、日本側座長に北岡伸一氏

 塩崎官房長官は18日午前の記者会見で、日中歴史共同研究の委員を発表した。今月26、27日に北京で初会合を開く。

 委員は日中それぞれ10人で構成し、日本側座長を北岡伸一・東大教授が、中国側座長は歩平・社会科学院近代史研究所長が務める。古代・中近世史分科会と近現代史分科会を設け、2008年中の研究成果発表を目指す。

 これに関連して塩崎長官は記者会見で「政府が議論に直接関与することは想定していないが、客観的認識を深めていくことによる相互理解促進を目的としており、議論がオープンに行われることに重要な意味がある」と強調した。

 日中両国は10月の首脳会談で、年内に歴史共同研究を開始することで合意し、委員の人選を進めていた。

歴史なんてものは他国と共有するものではない。
立場の違いを越え、理解し合えるはずがない。

隣国ならばなおさらだ。
ましてや事あるごとに歴史問題を持ち出し、謝罪と賠償を要求する国だ。

中国の歴史に対するスタンスは外交カードでしかない。
時代によって主張をコロコロと変えることからも明らかだ。

歴史はある程度、自国中心でいい。
常識的な範囲ならば許される。
同時に他国の歴史に対して必要以上の干渉もすべきではない。
お互いにである。
歴史というデリケートな問題には相互不干渉こそ、前向きと言えよう。

その上で、歴史の共同研究とは何をするのかだ。
資料の収集くらいなら意義もあろう。
歴史の解釈や歴史書の作成などは決してすべきではない。
一方の妥協なくして、同一の歴史は作れないからである。

歴史の共有など、残念ながら幻想に過ぎない。


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