中国よ、自国の文化に誇りを持て~龍はドラゴンに非ず [中国との諸問題。]
将来、中国のイメージロゴが「龍」でなくなる可能性がある。上海外国語大学党委員会書記、上海市公共関係学会副会長の呉友富教授を始めとする中国国家イメージブランドを再構築し、世界に示す重要研究が、上海市哲学社会科学計画の課題として認可された。 過去から現在まで、龍は中国のイメージの代表的なロゴとして、内外に認められてきた。中国人も「龍の末裔」と思い、誇りにしている。西側の世界では、龍は横暴で、攻撃性に満ちた巨大な動物と思われてきた。そのイメージは中国の歴史と文化の理解が少ない外国人に対し、一面的かつ武断的なイメージを与えた。その意味から言えば、龍は限界があり、誤解されやすい。呉教授は「中国の国家イメージは空間と時間で分けることができる。歴史的要素を考えると同時に、現代の時代の特徴、中国の各民族、各地区による文化特徴を考えることができる。また、民族、宗教信仰と地域文化など要素を考える」と述べた。 中国国家イメージブランドの構築で言えば、呉教授は「中国人民は生まれつき、素晴らしさ、めでたい理念と民族文化の内容を、イメージを通して表現するはずだ。たとえば、『龍鳳が吉祥を呈する』『清明上河図』のようなものだ」と話している。 関係者によると、この課題が完成すれば、作られる中国国家の新しいイメージロゴは、国家の関連部門に採用される可能性があるという。 |
世の中にはそんなに文化や歴史に理解のない国が多いのだろうか。
イメージだけで他国を語る無粋な国がそれほど多いのか。
古来より中国の文化や歴史を語る際に龍はつきものだ。
鯉の滝登りの元になった『登竜門』という言葉もある。
『逆鱗に触れる』の逆鱗も龍にある。
それらの文化は日本にも入ってきており、決して邪悪なイメージはない。
神秘的な想像上の生物であり、『龍』はドラゴンではない。
中国も自国の偉大な文化に誇りを持っていただきたいものだ。
-------蛇足。
もっとも、中国のマイナスイメージは龍のせいではない気がしてならない。
龍は関係なく、横暴で攻撃的、それが中国のイメージなのではなかろうか。
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