国会答弁？～ソフトバンクＢＢへの質問～結論 [ソフトバンクに物申す。]
前回、ソフトバンクＢＢが携帯電話事業に参入する事について、質問をしました。
http://blog.so-net.ne.jp/MasasiX/2004-12-12
それについて、回答が満足のゆく物ではなかった為、もう一度質問をしました。
その結果についてのご報告です。
前回よりも丁寧に答えていただいた担当者の方には、お礼申し上げます。
私の質問内容、およびソフトバンクＢＢからの回答は最後に参考として記します。
今回の件に関してはとりあえずこれを以って一応の区切りとします。
私が最後に印象に残った結論から申し上げますと、
『ソフトバンクＢＢは、少なくとも新聞広告や自社サイトで、
意見を述べる際にデータの重要性を軽んじており、
曖昧で、不正確、誤解を与える内容を平気で記述する』
企業であり、主張には信用がおけない。
それにより、
『消費者が真実を理解する事よりも、
消費者を自社に都合の良い考えを持つように
誘導する事を目的としている』
極めて不誠実な企業である。
次に、簡単に質問と回答の要点をまとめておきます。
第一に、
『比較広告の中で、諸外国ではまだ正式にサービスがなされていない、
インターネット接続サービス等の料金も携帯電話料金に含めるなど、
意図的に日本の携帯電話料金が高いとした点』
および、
『総務省の意見募集期間が短く設定されているかのような
誤解を与えかねない広告内容であった点』
についての見解は、
「その様な意図は無い。誤解を与えてしまったらお詫びする。」
次に、『スパムメールまがいのメールを送信した件』について。
「利用目的外だとは考えていない。不愉快にさせてしまったらお詫びする。」
最後に、
『800Mhz参入に関して、再編ではなく再分配ではないか。
2.0Ghzの実験がうまく行かなかったから、800Mhzに路線変更したのではないか。
既存事業者の帯域を奪ってまで始めるサービスは、本当に利用者の立場になるのか。』
「今回の件は単に参入する事が目的ではなく、
今後自由なサービス競争が行なわれるきっかけになるためにしている」
との事でした。
うまく逃げられてしまいました。
なんか政治家の国会答弁みたいですね。
しかし、
ソフトバンクＢＢは広告において
正確なデータを使用せずに、
消費者を都合の良い方向に誘導する為だけにデータを使用する
企業である事が判明いたしました。
一般企業でも、都合の悪いデータは使用せずに、良いデータだけを提示する広告はあります。
しかし、少なくとも真実のデータを使用しており、その点においては信頼性のあるものです。
しかし、ソフトバンクＢＢは誤解を与えると気付いてか、気付かずか、
平気で虚偽のデータで消費者の考えを誘導した事になります。
そして誤解を与えたのなら謝罪する。これでは、信頼するに足りなくは無いでしょうか。
開き直りと取られても致し方なくはないでしょうか。
消費者の事を考えて安価でより良いサービスを提供すると宣言するのならば、
広告内容であっても誠意をもってデータ提示をすべきではないでしょうか。
ソフトバンクＢＢの行為は詭弁を弄しているだけです。
私の目には自社の利益のみを追求しているようにしか映りません。
最後に、今回のやりとりを以下に記しておきます。
私の質問内容が以下。
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前回質問をさせていただきましたが、
疑問点が残っておりますので、再度質問をさせていただきます。
お時間のある時でかまいませんので、お返事をお待ちしております。
前回の質問の中で、説明不足ではなく、
完全にお答えいただけていないと思われる質問をもう一度並べます。
２、９月の意見募集広告の中で、諸外国との携帯電話料金比較は
意図的に日本の料金が高く見えるようにしていないか。
つまり、インターネット接続など、他国ではまだ本サービス化されていないⅰモードや、
EZウェブなどのサービスの料金も含んでいる数値になっているのはなぜか。 ３、その広告によって新聞読者に誤解を与えている事についてどう考えているのか。
（実際に私の周りの数人でそう誤解している人がいました。） ４、ヤフーＢＢユーザーのメールアドレス宛てに、
総務省に対してパブリックコメントを提出しろというスパムメールまがいの
メールを勝手に送信する行為は、事業者としてしてはならないのではないか。 ５、今回の800MHz帯域の再編は、私個人としては、
あくまで『再編』であって、『再分配』でないと考えるが、その点についての見解は。 （６、総務省のパブリックコメント募集は１ヶ月間の猶予があった。
にも関わらず、なぜ締め切りの当日になって意見広告を出したのか。）
６は、質問７のため残します。 ７、また、その広告の内容は、総務省が期間を短く設定したかのように
読者に誤解を与えかねないような広告になっているのではないか。
以上をもう一度ご返答願います。 次に、以下の点について見解をお答え願いますでしょうか。 まず、御社が参入する事によってサービスの向上、
料金の低価格化が起こるとの件についてですが、私はそうは思いません。
1.7Ghz、もしくは2.0Ghzの場合なら考えられますが、800MHzではそうでしょうか。 総務省案による再編の場合、ドコモは利用帯域幅は約半分になります。
ＡＵは変わりません。
そこへ御社が無理矢理参入するのであれば、
ドコモは現在に比べ、３分の１に、ＡＵも３分の２に減少します。
その場合のしわ寄せは事業者のみならず、利用者にも影響がある事は明白です。
ただ、３Ｇｈｚでの実験がうまくいかなかったから、
扱いやすい８００MHzで参入を希望するというのであれば、
御社の都合であり、それはなんら消費者の為にはなりません。 既存の８００MHzの利用者についての見解をお聞かせ願えますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
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それに対する返答が以下。
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○○ ○○様（筆者注：本名の為、伏字）
こんにちは、Yahoo! BBインフォメーションセンター ○○（筆者注：担当者名、前回と別人）です。
この度はお問い合わせいただきまして、まことにありがとうございます。
お返事が遅くなり大変申し訳ございませんでした。
先にお問い合わせいただきました件につきまして、
お客様のご満足ゆくご案内を差し上げることができず、
誠に、申し訳ございませんでした。
再度、下記にてご案内させていただきますので、
恐れ入りますが、ご参照のほどよろしくお願いいたします。
＜携帯電話料金比較について＞
弊社で広告に掲載した携帯電話料金の比較につきましては、
ご指摘いただきました意図はございません。
しかしながら、弊社で掲載いたしました広告により、
お客様やご友人様に誤解を与えましたことについては、
お詫び申し上げる次第でございます。
誠に申し訳ございませんでした。
今回、お客様より頂戴いたしました貴重なご意見ご指摘は、
担当部署へ申し伝えさせていただきます。
誠に、ありがとうございました。
＜パブリックコメントお願いのメールについて＞
この度いただきましたご意見・ご指摘につきまして
弊社といたしましては、目的外利用とは考えておりません。
9月3日（金）の段階で、9月6日(月）の朝刊にて、
全国に意見広告を掲載することを決定いたしましたので、
会員の皆様には、事前にその内容をお伝えすべきと考えました。
9月4日（土）に、弊社より送信させていただきましたメールにつきましては、
今回の総務省案に対する国民の皆様方のご意見（パブリックコメント）
の募集につきまして、是非とも皆様のご意見を出していただきたい
という考えのもと、ご協力をお願い申し上げた次第でございます。
しかしながら、お客様には不愉快な思いをお掛けいたしましたことを
重ねてお詫び申し上げます。
＜800MHz帯域の再編及び参入希望について＞
800MHz帯の割当について新規参入が認められないことは、
単に一企業の利潤ではなく、
通信事業全体の今後に大きくかかわることであると考えております。
今回の提案は、単に弊社が800MHz帯の割当を受けることが
目的ではなく、自由な参入がこの国の通信事業をより豊かにし、
より廉価なサービスが提供されることにつながる一つのきっかけと
考えております。
ご利用者様には、より良いサービスをご選択いただくことが可能かと存じます。
ソフトバンクBBが、携帯事業に参入した場合には、
ADSLのインフラを利用して、会員の皆様により便利な機能と
有利な条件を提供させていただく所存でございます。
今後もお客様方にご満足いただけるサービスを提供できるよう
さらに努めてまいります。
＜パブリックコメントお願いの期間について＞
パブリックコメントのお願いにつきましては、
先のメールでもご案内いたしましたとおり、
弊社判断により会員の皆様へお願いさせていだきました。
また、ご指摘いたしました弊社からのご案内に、
パブリックコメント募集の期間を、
総務省にて短く設定されいるような意図はございません。
急なお願いとなり、お客様ならびに会員の皆様に、
ご迷惑をお掛けいたしました点につきましてはお詫び申し上げます。
何卒、ご理解ご了承賜りますようお願い申し上げます。
この度のお問い合わせにつきましてまたご不明な点などがございましたら、
お気軽にお問い合わせくださいますようお願いいたします。
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ソフトバンクBB株式会社
Yahoo! BBインフォメーションセンター
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